こんにちは。
アップリメイクの齋藤直樹です。
外壁塗装の人気色を調べているのに、ページによって一位の色が違うと、どれを参考にすればよいか迷いますね。
その違いには、集計した年やメーカー、色そのものを数えたのか、配色の組み合わせを比べたのかといった背景があります。
この記事では、確認できるメーカー公表の順位と、自宅に合う色を選ぶための判断を分けてお話しします。
取り上げるアステックペイントの2026年掲載ランキングでは、上位にブロークンホワイト、クールホワイト、チャコールが並びますが、これは全メーカーを横断した戸建て市場の順位ではありません。
人気の理由を知ることは、候補を見つける助けになるでしょう。
とはいえ、あなたの家の屋根や窓に合わなければ、順位が高いだけでは決め手にならないものです。
流行を楽しみながら、長く納得できる色へ絞っていきましょう。
- メーカーが公表する人気色ランキング
- 白・グレー・茶系を候補にする理由
- 2025年の情報や日本ペイントの配色を見る注意点
- 自宅に合う候補を施工例から選ぶ方法
メーカー公表の人気色ランキング
どの資料の順位かを最初に確認
以下は、アステックペイントが運営する「外壁塗装ジャーナル」の2026年7月9日付記事に掲載された、同社標準色の人気色TOP10です。
この表では、掲載されている順位、色名、色番号を対応させています。
日本ペイントや他社の塗料を含めた市場全体の販売順位、静岡市だけの順位、アップリメイクの受注順位を示すものではありません。
なお、参照した記事では具体的な集計期間や件数の明記を確認できないため、2026年の全国戸建て全体の実績として扱わないでください。
公表された範囲で、候補探しの資料として見るのが適切です。
| 掲載順位 | 色名 | 色番号 |
|---|---|---|
| 1位 | ブロークンホワイト | 8091 |
| 2位 | クールホワイト | 9010 |
| 3位 | チャコール | 8079 |
| 4位 | ニュートラルホワイト | 8092 |
| 5位 | ウィザードコッパー | 8078 |
| 6位 | ホワイトリリィ | 9003 |
| 7位 | パールグレイ | 8200 |
| 8位 | アイアンバーグ | 8074 |
| 9位 | シルキーホワイト | 8201 |
| 10位 | バーチグレー | 8081 |
出典:アステックペイント「外壁の人気色ランキングTOP10と色選びの進め方」
上位色の中にも選択の幅がある
表を見ると、明るい色の候補だけでなく、濃い色の候補も入っていることが分かります。
つまり、人気色を選ぶことは、全員が同じような白い家にすることと同じではありません。
色の濃淡、塗る面積、組み合わせる屋根やサッシによって、目指せる外観は変わります。
この段階では一位から順に実物を取り寄せるより、あなたが求める明るさや雰囲気に近い候補を見つけてください。
順位の違いを、塗料の性能や耐久性の優劣に読み替えないことも大切です。
この記事の施工写真について
以下に掲載するアップリメイクの写真は、白系・濃色・茶系の見え方や、外壁の汚れを考えるための施工記録です。
写真集ではランキングの各色番号との対応を確認できないため、特定のランクイン色を採用した事例としては紹介していません。
色をそのまま再現する見本ではなく、外壁の模様や周辺部材と一緒に見る資料としてご覧ください。
写真に気に入った雰囲気があれば、採用する塗料の見本を使って、自宅に合う近い方向を検討しましょう。
順位が分かる資料と、実際の色を確かめる見本は、役割が異なります。
白系が候補になる理由と注意点
明るい外観を考えやすい色系統
白系を選びたい理由としては、家全体を明るく見せたい、窓や屋根を引き立てたい、といった希望が考えられます。
これらは色選びの視点であり、ランキングに入ったすべての施主の選択理由を調査したものではありません。
白い外壁と濃いサッシの対比を楽しむ案もあれば、淡い色の屋根と柔らかくまとめる案もあります。
家の形を生かしたいときには、色を増やさない配色も候補になるでしょう。
ただし、白を一つの色として扱わないことが、見本選びの出発点です。
くすみや黄みの違いを見比べる
同じ白系でも、黄色みを感じる白、灰色がかった白、すっきり見える白など、実物には違いがあります。
木目のドアの近くでは柔らかく見えた色が、青みのある屋根の近くでは別の印象になるかもしれません。
人気の色名だけを指定する前に、残す部材と見本を並べてみてください。
候補を比べるときは、白の違いを無理に言葉で説明できなくても大丈夫です。
「こちらは黄色っぽく感じる」「こちらは明るすぎる気がする」といった感想があれば、次の提案へつなげられます。
写真は、白く仕上げた玄関まわりの外壁です。
白い面だけでなく、周辺の部材や影も一緒に見える点が、色見本帳との違いになります。
白を選ぶ場合も、外からの全景と、あなたが近くで見る場所の両方を確認しましょう。
汚れをゼロにできる色ではない
白系では暗い雨だれや付着物との対比が大きくなり、汚れが目に入りやすい場合があります。
反対に、白い色であることだけから、必ずすぐ汚れると決めるのも適切ではありません。
塗料の性質、壁の形、周囲の環境、お手入れの状態などを分けて考える必要があります。
気に入った白を候補から外す前に、今の家のどこが汚れているかと、その原因への対応を相談してみてください。
白の中で少し落ち着いた色味へ調整する方法も、比較する価値があるでしょう。
グレー系を選ぶときの見方
明るさの幅が大きい点を生かす
グレー系には、白に近い明るい色から、黒に近い濃い色まで幅があります。
同じ「グレーの家にしたい」という希望でも、目指している外観は人によって違うものです。
明るいグレーなら軽やかさを残す方向、濃いグレーなら引き締まった印象を目指す方向で比較できます。
ただ、見え方は家の大きさや周囲の条件でも変わるため、この説明だけで色番号を決めないでください。
あなたが見ている参考写真のどこに魅力を感じたのかを聞くと、明るさと色味を分けて考えやすくなります。
青みや茶色みを見落とさない
グレーは無彩色に近く見えても、わずかな色味によって、屋根やドアとの相性が変わる場合があります。
青みのある候補と、暖かみのある候補を、別の日に見るだけでは違いを思い出しにくいでしょう。
同じ場所で見本を並べ、近くにサッシや玄関ドアが入る位置から確認してみてください。
「人気のグレージュと人気のグレーを混ぜれば良い」という考え方ではなく、自宅の固定色に合わせて絞ります。
色名の分類が似ていても、メーカーの見本では異なる色になる点に注意したいですね。
濃い色は使う面積も一緒に決める
チャコールのような濃い色を検討する際は、全面に使う案と、一部の面へ使う案を比べる方法があります。
全面を濃くすることを最初から否定する必要はありませんが、玄関のくぼみや日陰の面でどう見えるかは確かめましょう。
濃い外壁へ黒い雨樋やサッシを合わせると、境界が目立ちにくくなる場合もあります。
線を見せたいのか、一体に見せたいのかを考えると、配色の狙いがはっきりするでしょう。
こちらは、ダークグレーに仕上げる外壁をローラーで塗装している様子です。
濃い色の塗装面でも、外壁の凹凸や光の当たり方による表情があります。
ランキング三位のチャコールそのものを写したと確認できる写真ではないため、濃色を広い面へ使うイメージとして見てください。
ベージュやブラウンの魅力を考える
順位だけで古い色と判断しない
流行の話でグレーが注目されているからといって、ベージュやブラウンを選ぶと古く見えるとは限りません。
残す屋根が茶系だったり、木目のドアや植栽を生かしたかったりする家では、むしろ検討したい方向になるでしょう。
外観の好みと相性は、人気の順位とは別に確かめる内容です。
順位が下がったという情報を見ても、その色の魅力や材料の性能が下がったわけではありません。
あなたの家へ合う理由があるなら、候補として残して構わないのです。
似た茶色でも温度感が異なる
茶色には、赤みを感じる色、黄色みのある色、灰色に寄った色、深く暗い色などの違いがあります。
「屋根も壁も茶色」でそろえても、色味が合わずに気になる場合はあるでしょう。
屋根の写真だけで決めず、可能な範囲で実物や正式な材料見本と比較してください。
サイディングの模様を生かす塗り替えと、単色で塗りつぶす仕上げでも、同じ茶系から受ける印象は変わります。
色番号と一緒に、どの模様が残るのかも確認しておきたいところです。
写真は、茶色いレンガ調サイディング外壁をローラーで仕上げている施工記録です。
凹凸模様がある壁では、色だけでなく影も外観の表情になります。
平らな色見本で気に入った茶色が、あなたの家の模様でどう見えるかを考える参考にしましょう。
明るい色と組み合わせる選択肢
ブラウンを広い面へ使うのが不安なら、白系や淡いベージュ系と合わせる案を比較できます。
ただし、二色の人気順位を足して、組み合わせまで人気があると考えないでください。
単色として選ばれることと、その二色の配色が自宅へ合うことは別です。
上下で分ける、玄関の面だけ変える、張り出した部分を変えるなど、建物の形に沿って検討しましょう。
使う位置を変えずに色だけを比較すると、どの組み合わせを好むのか判断しやすくなります。
2025年の人気色情報を読むとき
掲載年と集計期間を分けて見る
検索結果に「2025年」と書かれていても、必ず2025年の一年間を集計したランキングとは限りません。
記事が公開された年、更新された年、実績の集計期間が違う場合があるためです。
2026年に更新されたページへ、以前のランキングが残っていることも考えられます。
気になる資料では、見出しの年だけでなく、表の下にある注記まで確認しましょう。
「何年の情報か」と「何を数えた情報か」の両方が分かると、別のサイトとの違いを理解しやすいです。
同じ資料の前年順位と比べる
今回参照したアステックペイントの記事には、2025年順位も併記されています。
掲載値ではブロークンホワイト、クールホワイト、チャコールの上位三色は同順位で、ニュートラルホワイトは五位から四位、ウィザードコッパーは四位から五位へ変わっています。
これは参照記事の比較欄に基づく説明であり、全メーカーの市場順位の変化を示すものではありません。
順位の入れ替わりから、どちらが何パーセント増えたかまでは分からない点も押さえてください。
件数や割合が示されていなければ、差の大きさまで推測することはできません。
人気の変化とおすすめを分ける
ランキングが動いた理由として、販売状況、新色の追加、紹介される配色、利用者の好みなど、いろいろな要因が考えられます。
具体的なデータがない限り、原因を一つへ断定することは避けたいですね。
「順位が上がったので今年はこの色一択」という決め方をせず、参考写真を増やすきっかけにしてください。
新しい流行を取り入れたいという気持ちは、もちろん大切にしてよいものです。
そのうえで、来年順位が変わっても気に入っていられる理由があるかを考えると、選び方が落ち着きます。
流行の順位と、あなたが長く好きでいられる理由。
日本ペイントの人気色を探すには
配色の人気と単色の順位は別
日本ペイントの公式PERFECT Color Designには、「配色 人気ランキング」と「コーディネーターおすすめランキング」が別の枠で用意されています。
また、家の形状、理想の外観イメージ、好きな色の系統から探す入口もあります。
「人気」と書かれていても、単独の塗料色を一位から並べる資料と、配色の提案を比べる資料は、同じではありません。
今回のアステックペイントの順位を、日本ペイントの人気色ランキングとして紹介することもできないのです。
出典:日本ペイント「PERFECT Color Design」
メーカーが変われば見本を取り直す
あるメーカーの色名を気に入っても、別メーカーへその名前を伝えれば同じ塗装色になるとは限りません。
メーカー独自の色番号、塗料の種類、艶の設定などを確認して、採用する材料の見本へつなげてください。
近い雰囲気の色を探すことと、色の一致を保証することは別の話です。
施工店の提案塗料が変わったときは、以前の見本だけで承認せず、変更後の仕様で確認しましょう。
色名が同じ、番号が似ているといった理由だけで、省略しないことが大切ですね。
塗料ランキングとも混同しない
人気の塗料製品という情報を見かけても、それが人気の外壁色を示すわけではありません。
耐候性や価格、施工店の提案しやすさなどで選ばれる製品と、その製品の中で選ぶ色は分けて考えます。
屋根用塗料の受賞情報を、外壁の色選びへそのまま当てはめることもできません。
あなたが知りたいのは製品の性能なのか、外観の配色なのかを明確にして資料を見ると、情報が混ざりにくくなるでしょう。
一軒家に合う人気色の絞り方
形と固定色から候補を減らす
ランキングを見た後は、屋根、サッシ、玄関ドアなど、今回変えない部分の色を確かめます。
それらを含む自宅写真に、明るい外壁案と濃い外壁案を合わせてみると、方向を比べやすいです。
最初から十色すべてで細かい違いを試す必要はありません。
希望に近い色系統を二つほど選び、それぞれに少数の見本を用意する方法なら、何を比較しているかが分かりやすいでしょう。
もちろん数は固定のルールではなく、迷い方に合わせて調整してください。
家の大きさで色を禁止しない
小さな家は明るい色、大きな家は濃い色と、床面積だけで決める必要はありません。
建物が道路からどのくらい離れているか、どの面に光が当たるか、窓や屋根がどれほど見えるかで印象は変わります。
平屋では屋根の見える割合が大きい場合があり、外壁色だけの写真では考えにくいこともあるでしょう。
二階建てでは、上下を色分けするか、縦の面で分けるかが判断の一つになります。
人気の施工写真を参考にするなら、自宅と似た条件を選んで比べるのがよいですね。
優先する条件に名前を付ける
「人気だから良さそう」で止まっていると、別のランキングを見るたびに候補が変わってしまいます。
そこで、あなたが大事にしたい条件を、短い言葉で書いてみてください。
たとえば「玄関を明るく」「茶色い屋根を残す」「汚れの見え方が気になりにくい」のような内容です。
候補色について、その条件を満たすか、追加確認が必要かを比べます。
順位を採点するのではなく、家の条件への合い方を見るための表にすると役立つでしょう。
| 比較項目 | 確認する場面 | 記入する内容の例 |
|---|---|---|
| 屋根・サッシとの相性 | 見本を部材の近くへ置く | 茶色い屋根の横でも違和感が少ない |
| 日陰の明るさ | 玄関や北側で確認する | 玄関ではもう少し明るい候補も見たい |
| 汚れの見え方 | 今の外壁の汚れを観察する | 窓下の暗い筋への対応を相談する |
| 家族の納得感 | 同じ見本を同じ場所で見る | 明るさは合意、艶は再確認する |
| 仕様の確認 | 採用塗料の資料と照合する | 希望の色と艶に対応するかを聞く |
一度だけ順位を見ずに比べる
候補が絞れたら、家族で一度だけ順位を見ずに見本を比べてみるのもよい方法です。
見本には識別できる印を付け、明るさ、屋根とのつながり、玄関での印象をそれぞれ話してみてください。
一位だと知っているために安心しているのか、実際の見え方を気に入っているのかを考えるきっかけになります。
ここで人気順と違う候補が選ばれても、間違いではありません。
好みが分かれた場所だけをもう一度確認し、決まっていた条件まで戻さずに比較を進めましょう。
順位は相談の入口として残しつつ、最後は目の前の家との相性で選ぶ、という使い方です。
汚れや色あせの見え方を優先する
人気色でも汚れは付着する
グレーやベージュは汚れが目立ちにくいと紹介されることがありますが、どんな汚れでも見えなくなるわけではありません。
付着物の色と壁の色との違い、汚れの量、光の当たり方などで目立ち方は変わります。
同じグレーの壁でも、白っぽい汚れと黒い雨筋では、見え方が異なる場合があるでしょう。
一つの色にすべて任せるのではなく、自宅で起こっている汚れに目を向けてください。
写真は、高圧洗浄前に外壁へ付着していた雨だれ汚れです。
こうした筋の位置を見ておくと、塗り替え後の色選びだけでなく、どの場所の汚れを気にしているのか担当者へ伝えやすくなります。
写真から原因を一つに断定するのではなく、現地で確認した状態に応じて対応を検討します。
黒に近い色も汚れが隠れるとは限らない
暗い外壁なら汚れが見えにくいと思って選んだところ、白っぽいほこりや跡が気になるかもしれません。
濃色は暗い汚れとの対比を抑えられる場合がある一方、明るい付着物との対比は大きくなります。
道路沿い、植栽の近く、雨の当たりにくい場所など、自宅の条件を考えて選びましょう。
明るい色か暗い色かだけで決めず、許容できる見え方と手入れの方法をあわせて相談してください。
退色しない色を約束しない
色あせが心配でも、人気色を選べば変化しないという保証にはなりません。
塗料の仕様、色の設計、日当たり、経年などが関わるため、色名だけで一定の年数を約束できないのです。
完成直後だけでなく、年月を経たときにも納得できる方向かを考えることが大切です。
鮮やかな色を使いたい場合も、全面かアクセントかを比較し、材料の対応とメンテナンスの考え方を聞いてみてください。
好みをあきらめさせるためではなく、変化を含めて選ぶための確認です。
人気色二つを組み合わせる前に
単色人気は配色の保証ではない
白系の一位と濃色の三位を合わせれば必ずきれいになる、という決まりはありません。
それぞれが好まれる色でも、明るさの差、色味、使う割合、建物の形によって印象が変わります。
人気色の名前を組み合わせるより、どちらを主役にするかから考えてみましょう。
広い面を明るくしたいのか、家全体を落ち着かせたいのかで、使い方が違います。
最初に一案を決め、色の組み合わせと配置を一度に大きく変えないようにすると比較しやすいです。
塗り分けを増やさない案も残す
参考写真をたくさん見るうちに、玄関、バルコニー、上下階へと色を増やしたくなることがあります。
しかし、すでにサッシやドア、屋根の色がある家では、外壁の色数を増やさなくても変化をつくれるでしょう。
単色を基準案として残し、ツートン案がどこを良くするのかを比べてください。
色を増やした理由が説明できないなら、一度減らして見直すのも選択肢です。
足し算だけでは決まらない、家全体の配色。
施工例から長く好きな色を探す
写真のどこが好きかを言葉にする
施工写真で気に入った家があったら、色名を探す前に、好きな点を三つ程度書き出してみましょう。
「屋根と壁の明暗差」「窓の見え方」「玄関の柔らかさ」など、目に留まった内容で構いません。
写真全体が好きでも、同じ色を自宅へ塗るだけで同じ外観になるわけではありません。
形や素材が違うからこそ、気に入った理由を抜き出すことが大切なのです。
担当者へ写真を渡すときも、その理由を添えると、別の色で希望をかなえる提案につながる場合があります。
近い家の完成例を比べる
同じ色系統の施工例でも、自宅と形や日当たりが近い写真を優先すると、検討しやすくなります。
外壁の凹凸、屋根の見える割合、隣家との距離などを見てください。
施工時期や製品、色番号が確認できる事例は参考になりますが、写真の発色が実物と完全に一致するわけではありません。
気に入った候補が見つかった後は、採用材料の大判見本を屋外で見る段階へ進みましょう。
見学できる実例がある場合も、施工店を通して方法を確認し、居住者の生活へ配慮することが前提です。
自宅の条件で最終確認する
人気色の見本を用意したら、屋根やサッシの近く、日なた、日陰の順に見え方を比べます。
近い色のどちらが良いか迷ったときは、明るさと色味、艶を分けて考えてください。
目の前の小さな差だけでなく、道路から広い外壁として見たときの印象も確認したいところです。
色名を覚えるためではなく、自宅で見る色に納得するための時間。
見本を見た条件と、選んだ理由を残しておくと、家族や施工店との最終確認がしやすくなります。
おすすめ色を提案されたら聞くこと
なぜ自宅に合うのかを確認する
施工店から「この色がおすすめです」と言われたら、人気以外の理由も聞いてみましょう。
屋根に合うからなのか、玄関の明るさを保てるからなのか、今の壁の模様を生かせるからなのかで、判断の内容が違います。
あなたが大切にしている条件への説明があれば、順位にない候補も検討しやすいです。
逆に、理由が「みんな選んでいるから」だけなら、残す部材との相性や、日陰での見え方について追加で確認してください。
人気色を勧めること自体が問題なのではなく、自宅へどう合うかが分かる説明がほしいのです。
材料と艶まで決まっているかを見る
提案色が決まっても、塗料の種類や艶が未定なら、最終仕様はまだ完成していません。
同じ色系統でも、光沢や表面の模様によって印象は変わります。
見本と採用材料の関係、部位ごとの色番号、塗り分け位置を書面で確かめましょう。
人気の色を相談したことと、その色を正式に承認したことが混ざらないようにしたいですね。
材料の発注前に確認できる日程も、担当者と合わせてください。
決め手を一文で残す
最終候補の決め手を「茶色い屋根に合い、玄関でも暗く感じなかったから」のように一文で記録する方法がおすすめです。
それだけで正解を証明するわけではありませんが、好みと条件のどちらを重視したかが分かります。
来年ランキングが変わっても、自宅で確認した理由までなくなるわけではありません。
迷った過程も含めて納得できる選び方を目指しましょう。
人気色のよくある質問
Q1. 外壁で一番人気の色は何ですか?
A. 今回取り上げたアステックペイントの2026年掲載ランキングでは、ブロークンホワイトが一位です。
ただし同社標準色を対象とした公表順位で、全メーカーやすべての戸建てを横断した順位ではありません。
別の資料では対象や時期が違うため、まず何のランキングかを確認してください。
自宅の最適色は実物見本と周辺部材との相性で判断しましょう。
Q2. 2025年の人気色は古いですか?
A. 掲載年が前というだけで、その色が自宅へ合わなくなるわけではありません。
人気の動きと、家の形や屋根との相性は分けて考える必要があります。
集計期間と対象を確認し、現在の材料で選べるかも施工店へ聞いてください。
気に入った理由が明確なら、前年の資料も候補探しに活用できます。
Q3. 日本ペイントも同じ順位ですか?
A. 同じとはいえません。
メーカーが違えば色の体系や公表している資料の内容も変わります。
日本ペイントには配色を探す公式コンテンツがありますが、この記事のアステックペイント標準色順位をそのまま当てはめることはできません。
採用するメーカーの見本と、参考資料が何を比較しているかを確認しましょう。
Q4. 人気のない色は避けるべきですか?
A. 順位に入っていないことだけを理由に避ける必要はありません。
自宅の屋根やサッシに合い、屋外での見え方に納得できるなら、候補として検討できます。
ただし材料や艶の対応、塗り分ける範囲、手入れへの考え方は確認してください。
好きな色を選ぶことと、条件を見ずに決めることを分けるのが大切です。
人気を参考に自宅で納得する色へ
外壁塗装の人気色ランキングは、数多くの色から候補を見つける助けになります。
ただ、順位の対象や年が違えば結果も変わり、上位色がどの家にも最適とは限りません。
白系、グレー系、ベージュやブラウンなどの特徴を知ったうえで、自宅の形、残す屋根やサッシ、汚れや色あせの見え方を優先してみてください。
施工例で好みを見つけ、大判見本を自宅の光の下で確認することで、流行だけではない決め手が生まれるでしょう。
アップリメイクでは、気に入った色や参考写真をもとに、あなたの家に合う配色と塗り替え方法をご相談いただけます。
「人気色の中から選びたいけれど、どれが合うか分からない」という段階でも、残す屋根や玄関の色から一緒に考えましょう。




