こんにちは。
アップリメイクの齋藤直樹です。
パーフェクトトップとプレミアムシリコンの二つまで候補が絞れたのに、説明を読むほど決められなくなる。
そんなときは、性能の言葉を増やすより、比較している製品と見積もりの条件を確かめるほうが近道です。
実は、日本ペイントのパーフェクトトップは現在「パーフェクトトップSi」という名称で案内されており、昔の記事と現在の製品情報がそのまま一致するとは限りません。
価格についても、メーカーが掲載する単価と、あなたの家を塗り替える総額を分けて見る必要があります。
この記事では、両製品の共通点と選択条件を確認したうえで、価格差に納得して選ぶための手順をご紹介します。
最後に決めるのは、商品名の勝ち負けではなく、あなたの外壁に合う一つの工事計画です。
- 現行製品名と比較対象を間違えない確認方法
- 性能・艶・遮熱オプションの違い
- 公表単価と実際の工事費の読み分け方
- 二つの見積もりから納得して選ぶ手順
比較する製品をそろえよう
現在のパーフェクトトップの名称
日本ペイントは、2025年3月24日にパーフェクトトップを「パーフェクトトップSi」へ名称変更しています。
名称変更のお知らせでは、改称そのものによる塗膜性能や仕様の変更はないと説明されていました。
その後の現行製品ページでは、2026年4月から遮熱機能をオプションとして選べることも案内されています。
つまり、古い名称を検索して情報を集めること自体は問題ありませんが、実際に契約する材料は現在の正式名称と選択仕様で確認する必要があるのです。
この記事の比較対象は、水性のパーフェクトトップSiと、通常タイプのエスケープレミアムシリコンになります。
日本ペイントの改称発表と各社製品ページを2026年9月に確認した内容をもとに、選び方をお伝えしていきますね。
見積書に旧名称の「パーフェクトトップ」と書かれている場合は、それだけで不適切と決めつけず、納入される正式商品名とオプションの有無を確認してください。
ファインや弾性を混同しない
比較表で取り違えやすいのが、名前の前後に付いている言葉です。
ファインパーフェクトトップSiは、この記事で扱う水性のパーフェクトトップSiとは別製品になります。
エスケー化研側も、弾性タイプやBIO、NADなどの名称が付いた製品を、通常のエスケープレミアムシリコンと同じ仕様として扱わないようにしましょう。
「どちらも似た名前だから」という理由で、別商品の価格と性能をつなぎ合わせると、比較の前提が崩れてしまいます。
手元の見積書で、省略されていない正式商品名を確認するところから始めてください。
色や艶、特別な機能まで含めた比較対象の確定。
ここをそろえてから差を見れば、情報が多くても迷いにくくなるはずです。
まず押さえたい共通点
両製品とも、今回取り上げるのは水性・一液タイプで、塗膜の劣化への対策としてラジカル制御を採用した外壁の上塗り材です。
一液という言葉は、二液型のように主剤と硬化剤を決められた割合で混合する区分ではないことを示しています。
だからといって、下地の確認や材料のかくはん、希釈量、乾燥条件を省いて使えるわけではありません。
「ラジカル塗料とシリコン塗料のどちらが上か」という二択だけで理解するのも避けたいですね。
現行品では、樹脂の説明とラジカル制御という技術の説明が、同じ製品に併記されています。
名前の分類を順位へ置き換えるより、次の表のように、実際に選択が分かれる点を見ていきましょう。
| 項目 | パーフェクトトップSi | エスケープレミアムシリコン |
|---|---|---|
| メーカー | 日本ペイント | エスケー化研 |
| 今回の比較対象 | 水性・一液の通常品と選択仕様 | 水性・一液の通常タイプ |
| 劣化対策 | ラジカル制御 | ラジカル制御 |
| 公表される艶 | 艶あり・7分・5分・3分・つや消し | 艶有り・半艶・3分艶・艶消し |
| 暑さ対策の扱い | 遮熱オプションあり。対象色に制限 | 通常品に遮熱機能を自動的に期待しない |
| 選定の前提 | 適合する下塗り材と下地処理 | 適合する下塗り材と下地処理 |
出典:日本ペイント「パーフェクトトップSi 製品情報」/エスケー化研「エスケープレミアムシリコン 製品情報」
性能を比べるときの見方
耐用年数は同じ条件で読む
エスケー化研の製品情報には、エスケープレミアムシリコンの期待耐用年数が14〜16年と示されています。
これは次の塗り替え時期の目安で、地域、立地、方角などによって異なる参考値です。
パーフェクトトップSiとの比較でも、販売店独自の年数とメーカーの参考値を、同じ基準の数値だと思わないようにしてください。
今回確認した日本ペイントの製品ページの基本仕様には、同じ形の期待耐用年数の欄がありません。
そのため、ここで年数を推測して二つの製品を横並びにすることはしません。
見積もりの説明に想定年数が付いているなら、出典と前提条件を確認し、住まいの状況に合わせて考えていきましょう。
保証期間との違い
「14〜16年が目安なら、その期間は何が起きても無料で直る」と受け取るのは違います。
期待耐用年数と、工事の保証期間・保証対象は別に確認する項目です。
保証を比較する際は、塗膜の剥がれ、色の変化、目地や下地の不具合などが、それぞれどう扱われるかを書面で見てください。
年数が長いだけの説明より、何を保証し、誰が窓口になり、どのように点検するかが分かる提案のほうが判断しやすいですね。
両製品のどちらを選んでも、保証条件の確認を省略する理由にはならないのです。
汚れにくさの説明を読む
両社の製品資料には、汚れへの対策や防藻・防かびに関する特徴が紹介されています。
ただ、こうした機能は「汚れが一切付かない」という約束ではありません。
窓の下に雨筋が出る家と、北側の植栽に近い面で苔が気になる家では、見ておきたい状況も違います。
製品の特徴だけで判断する前に、汚れが目立つ場所や水の流れを、調査時に共有するとよいでしょう。
いま付いている汚れをどのように落とし、塗装後はどう点検するかまで話がつながっていると、性能の言葉が現実の工事へ結びつきます。
必要な対策を具体化せず、「こちらのほうが汚れません」とだけ説明されたら、比較条件を聞いてみてください。
希望の艶を製品選びへ反映する
外壁を落ち着いた印象にしたい場合は、艶の設定を早めに確認することが大切です。
パーフェクトトップSiは7分艶を含む選択肢が公表され、エスケープレミアムシリコンは艶有り・半艶・3分艶・艶消しが案内されています。
半艶や5分艶という言葉だけで、異なる製品の反射の見え方が完全に同じになると考えないほうがよいですね。
希望色の塗板を用意してもらい、日なたと日陰、正面と斜めから見た印象を比べてください。
艶を抑えた仕上げが気に入った場合も、色や仕様の対応条件を確認してから最終決定しましょう。
遮熱はオプションまで分ける
パーフェクトトップSiの遮熱機能は、すべての通常品に自動的に付いているわけではありません。
現行の案内ではオプションとして選ぶ仕組みで、対象も淡彩色と一部の中彩色に限られています。
通常品同士を比較している見積もりと、片方だけ遮熱仕様になった見積もりでは、条件が違うのですね。
暑さ対策が目的なら、色の選択範囲、追加費用、どの面を施工するかを一緒に確認してください。
外壁の表面温度への働きと、室内で何度涼しくなるかという話は区別する必要があります。
断熱材や窓、屋根、日射条件も関係するため、オプションの追加だけで室温低下や電気代削減を一定に約束する説明には注意しましょう。
公表単価はこう読み分ける
プレミアムシリコンの公表価格
エスケープレミアムシリコンの公式製品情報では、設計価格として2,920円/㎡が掲載されています。
ただし、300㎡以上を基準とする材工共の価格で、下地調整費は含まれていないという条件付きです。
この金額をあなたの家の外壁面積へ掛ければ、足場や目地補修も含んだ総額になるわけではありません。
「プレミアムシリコンの単価」を調べている方に、最初に知っておいていただきたい点ですね。
公表価格は比較の参考にはなりますが、実際の見積もりでは、下地処理、下塗り、施工範囲の扱いを確かめる必要があります。
税区分を含め、契約金額に何が入るかも見積書上で確認してください。
パーフェクトトップSiの公表価格
日本ペイントの製品ページでは、窯業系サイディングなどの塗り替えで、下塗りにパーフェクトサーフを使う3工程の材工価格として4,350円/㎡が案内されています。
こちらも原則300㎡以上を基準としているため、戸建て一軒の実売単価を保証する数字ではありません。
同じ製品ページの中でも、下塗り材や仕上げの種類により価格が分かれています。
だからこそ、材料名だけを見て、一つの単価をすべての家へ当てはめないでください。
なお、遮熱オプションは上塗り1工程当たり200円/㎡の加算と案内されており、選択する場合は工程数も含めて確認しましょう。
二つの数字をそのまま引かない
2,920円と4,350円だけを比べて、「この差がそのまま家全体の価格差になる」とは言えません。
公表される工程や下塗り、下地調整の扱いをそろえていないからです。
このような数字は、両社の販売価格を競わせるための表ではなく、見積もりの条件を読む入口として扱うのがよいと思います。
| 対象 | 公表値の例 | 必ず読む条件 |
|---|---|---|
| エスケープレミアムシリコン | 2,920円/㎡ | 300㎡以上の材工共価格。下地調整費を含まない |
| パーフェクトトップSi | 4,350円/㎡ | サイディング等、パーフェクトサーフ下塗りの3工程。原則300㎡以上 |
| 実際の戸建て工事 | 個別の見積額 | 面積、補修、下塗り、足場、付帯部、税区分などを確定 |
上表は2026年9月に確認した公式掲載値であり、アップリメイクの販売価格や工事総額ではありません。
金額の差が気になったら、施工会社へ同一範囲の二案を作成できるか相談し、違う項目を分けて示してもらってください。
数値の印象ではなく、同じ工事内容にしたときの差額が選択の材料になります。
メーカーの設計価格と実際の工事単価は分けて考えましょう。下塗りや補修の範囲が異なる金額を、そのまま安さの順位に使わないでください。
家の状態で選択が変わる
サイディングは表面まで確認
サイディング外壁で比較する場合、ボードの種類に加え、表面にどのような仕上げがされているかを確認します。
同じ見た目でも、下塗り材の適合性や補修の必要性が異なる可能性があるためです。
新築時の品番や、前回の塗装で使った材料が分かるなら、打ち合わせで共有してください。
書類がないときは、現物からどこまで判断できるか、必要に応じてどう確認するかを説明してもらいましょう。
どちらの上塗り材を選ぶか以前に、「この下地へ、この下塗り材を使ってよいか」という確認があります。
この写真は、サイディング外壁の下塗りを行っている様子です。
両製品の施工比較を示す写真ではなく、下塗り工程が別に必要になることを説明するために掲載しています。
見積書でも、この工程が単に「下塗り」とだけ書かれているのか、商品名と選定理由まで確認できるのかを見てください。
下地の状態に応じた説明があると、上塗り材の違いを安心して検討できるでしょう。
モルタルはひび割れの扱いから
モルタル外壁では、既存の模様とひび割れの状態を確認したうえで塗装計画を考えます。
塗料に期待する性能が高くても、動きのあるひび割れや下地の問題を上塗り材だけで解決できるとは限りません。
補修方法、下地調整材、仕上げ方を一つの組み合わせとして確認する必要があります。
既存の凹凸を生かす塗り替えなのか、模様の補修を伴うのかでも、作業量や仕上がりの印象は変わるでしょう。
「モルタルだから必ずこちら」と製品名を先に決めるより、どの状態へ直して塗るかを聞いてみてください。
ひび割れを補修した跡がどの程度見える可能性があるかも、事前に話しておきたいところです。
目地や付帯部を別に考える
外壁の塗り替えでは、目地や窓まわり、配管、雨樋なども同時に確認することがあります。
それらすべてが、今回比較している外壁用上塗り材と同じ選び方になるとは限りません。
壁面の製品だけを変更した見積もりなのか、目地や付帯部の仕様も変わったのかを区別してください。
たとえば、片方の案では目地の打ち替えを含み、もう片方では一部の補修だけなら、差額には塗料以外の理由が含まれています。
写真は、サイディング目地のシーリングを打ち替えた状態です。
外壁の上塗り材を選ぶときにも、こうした目地の工事がどう含まれているかを確認しておきましょう。
塗料の違いだけを見て決めないための、工事範囲の確認。
この一手間で、見積もりの読み間違いを減らせます。
塗装より修繕を優先する場合
外壁材の反りや浮き、雨水の侵入が疑われる状態などでは、塗料を二択に絞る前に確認すべきことがあります。
その状態に対して、塗装で対応できる範囲と、部材の修繕が必要な範囲を分けてもらってください。
「高い塗料にすれば問題ない」という理由で、必要な調査や修繕を飛ばすのは避けたいですね。
現地調査で工事内容が変わったなら、変更した理由と追加・減額の範囲を見積書へ反映してもらいましょう。
候補の塗料を変更することより、解決するべき問題を残さないことを優先する考え方です。
二つの見積もりを比べる実践手順
面積と塗る場所を合わせる
比較を始めるときは、二つの見積書の外壁面積を見てみましょう。
数字が違う場合、開口部の扱い、塗装する範囲、付帯部のまとめ方が同じか確認してください。
延床面積が同じでも、建物の形や窓の配置によって塗装する外壁面積は変わるため、坪数だけでは一致を確認できません。
数量に差があるまま単価を比べると、どちらが安いのか分かりにくくなってしまいます。
図面や現地計測をもとに、どの面を何㎡として計算したのかを聞くとよいですね。
厳密な積算をあなたが作り直すのではなく、差が生じた理由を説明してもらうことが目的です。
変わる項目と固定項目を分ける
同じ会社へ二案を依頼するなら、足場、洗浄、補修、付帯部などを固定し、塗装仕様の変更部分を別に示してもらうと比較しやすくなります。
下塗り材も変更が必要なら、それは上塗り材だけの差額ではなく、塗装仕様全体の差額として扱ってください。
色や艶の希望も同じにしておくと、見た目の選択による追加費用を混ぜずに済みます。
他社同士の見積もりを比較する場合も、同様に固定できる項目からそろえていきましょう。
違いが残る部分は無理に消さず、なぜその工事内容を提案しているのかを確認することが大切です。
差額を面積で確かめる例
ここでは、実際の価格相場とは別に、差額の読み方だけを仮の数字で確認してみます。
仮に、同じ工事範囲で塗装仕様の単価差が300円/㎡、対象面積が150㎡なら、差額は300円×150㎡で45,000円です。
これは計算の例であり、両製品の実際の単価差や、アップリメイクの見積価格を示すものではありません。
そのうえで、追加費用によって希望の艶や必要な機能が得られるのかを考えます。
面積や補修内容が違う見積もりで同じ計算をしても意味がないので、条件をそろえる手順を省かないでください。
差額を単独の金額として見ると、家計の中でどの程度の負担になり、何を優先するかも判断しやすくなるでしょう。
住み続ける期間と照らす
今後長く住む予定なら、今回の塗膜だけでなく、目地や付帯部を含めてメンテナンスを考えることが役立ちます。
近い将来に住み替える可能性がある場合は、必要な補修を確保したうえで、追加機能にどこまで費用をかけるか検討してもよいですね。
どちらの場合も、期待耐用年数をそのまま保証された使用期間として費用計算しないようにしましょう。
計画どおりに使えた場合と、早めの点検・補修が必要になった場合を分けて考えると、予算に無理がないか確かめられます。
「せっかくだから上の製品」と自動的に決めず、あなたが今回の工事で得たいことへ差額を使うのがおすすめです。
仕上がりと施工管理の確認
サンプルは屋外で見る
どちらの製品でも、画面の色だけを見て最終決定するのは避けたいところです。
候補の色と艶が決まったら、実際に使う製品の大きめの塗板を外壁の近くで確認してください。
正面だけでなく、少し斜めから見て光の反射を比べると、艶の好みも分かりやすいですね。
サッシや玄関ドア、屋根など塗り替えない部分と並べて見ることも忘れずに行いましょう。
塗装後の壁だけを想像するのではなく、家全体の見え方で判断するためです。
この写真は、茶色のサイディング外壁をローラーで上塗りしている施工記録です。
パーフェクトトップSiとエスケープレミアムシリコンを塗り分けた比較写真ではありません。
仕上がりを見るときは、色だけでなく、外壁の凹凸や目地、光の反射も印象に関わることを意識していただきたいと思います。
希望の見え方を説明するときは、似た雰囲気の写真と実物見本を合わせて使うと、言葉だけより伝えやすいでしょう。
必要な使用量を確認する
塗り回数を守ることと、必要な材料使用量を確保することは、一緒に確認したい項目です。
同じ回数を塗ったと説明されても、材料の量や希釈、既存面の状態まで無条件に同じになるわけではありません。
仕様書に示された使用量を、今回の面積と下地へどう当てはめるか説明してもらってください。
缶数の記録を見る場合も、残材や作業上のロスを含めた考え方が必要です。
搬入写真の缶が多いか少ないかだけで判断するのではなく、使用材料の名前、工程、施工面積と対応させて見るとよいですね。
写真はサイディング外壁の中塗り工程で、パーフェクトトップSiとエスケープレミアムシリコンの性能や塗布量を比較したものではありません。
塗り重ねの時間を急がせない
塗装工程は、表面を触って乾いていそうに見えることと、次の塗装へ進めることを分けて管理する必要があります。
日本ペイントの現行製品情報でも、塗り重ねの乾燥時間は温度条件ごとに示され、湿度や通風、素地の状態などで異なる旨が説明されています。
どちらの製品を選ぶ場合も、その材料の施工仕様に合わせて工程を組んでもらいましょう。
工期が延びたら必ず悪い工事というわけではなく、天候や乾燥条件を守るための変更という場合もあります。
予定変更の理由を共有してもらえると、生活の段取りも立てやすくなるはずです。
工事中の連絡方法を決める
外壁塗装の間は、窓の養生や配管まわりの作業など、生活と接する場面も出てきます。
連絡方法と窓口を事前に決めておくと、気になる場所があったときに確認しやすいですね。
窓を開けたい時間帯、車の移動、洗濯物の扱いなど、家族の事情も打ち合わせで伝えてください。
塗料の性能比較では見えない項目ですが、工事中の負担を減らすうえでは大事な確認です。
この写真は、塗装前の外壁とエアコン配管まわりの状態を示しています。
壁面だけでなく、こうした設備の近くをどの範囲まで施工するかも、二つの見積もりで比べておきましょう。
配管カバーの脱着や補修などが必要な場合は、費用と作業範囲を別途確認してください。
引き渡しでは選んだ仕様と照合
完成時は、採用した商品名、色番号、艶の指定が、契約時の内容と一致しているかを施工記録で確かめてください。
塗り終わった外壁の外観だけで、どちらの製品が使われたかを見分けるのは難しいためです。
材料ラベルや工程写真、途中で仕様を変更した場合の記録を受け取っておくと、次の塗り替えでも判断材料になります。
仕上がりを確認する際は、家の一面を遠くから眺めるだけでなく、目地の近くや開口部の周囲なども担当者と一緒に見ておきましょう。
色の見え方に気になる点があれば、天候や日陰の影響を含め、事前に合意した塗板と照らして話すと伝わりやすいですね。
比較に使った資料をそのまま捨てずに保存しておけば、決めた仕様と工事結果の対応を後日確認する際にも役立つでしょう。
あなたの家で選ぶ判断軸
パーフェクトトップSiを検討する場面
パーフェクトトップSiは、適合する下地と下塗りの組み合わせが確認でき、希望の色や艶に対応する場合に候補になります。
とくに、7分艶を含めて反射の程度を検討したい場合や、対象色の範囲で遮熱オプションを比較したい場合は、その条件を見積もりへ入れるとよいでしょう。
ただし、その選択肢があることだけで、あなたに必ず必要だとは決まりません。
普通の艶ありで希望が満たされるなら、追加機能を付けない仕様も含めて考えてください。
採用理由が下地や仕上げの希望から説明されていることが、判断の前提になります。
プレミアムシリコンを検討する場面
エスケープレミアムシリコンも、下地との適合性が確認でき、必要な補修と下塗りが含まれた提案なら比較対象になる製品です。
公表される期待耐用年数は参考にしながらも、実際の塗り替え計画は立地や外壁の状態を踏まえて考えましょう。
通常品、弾性タイプ、BIO、NADを取り違えず、あなたへ提案されている正式製品の条件を確認してください。
同一範囲の見積もりで費用を抑えられる場合、その差額を必要な付帯部の補修へ回すという考え方もできます。
どの案でも、価格を抑えるために必要工程が省かれていないことを確認したいですね。
二択をいったん外す判断もある
外壁の状態や残したい模様によっては、今回の二製品以外の仕様を検討するほうが目的に合う可能性もあります。
それは比較が失敗したのではなく、家の条件が分かった結果です。
透明仕上げを希望するのか、特別な意匠が必要なのか、塗装前に部材の修繕を要するのかを分けて話しましょう。
商品名を先に指定してしまうより、「この見た目を残したい」「ここが傷んでいる」と伝えるほうが、候補を適切に検討できます。
迷ったときに頼りになるのは、家の状態と希望がつながった提案。
アップリメイクの外壁の状態を確認する無料診断・見積もり相談では、塗装を決める前の段階からご相談いただけます。
二つの塗料のよくある質問
Q1. パーフェクトトップは旧製品ですか?
A. 現在はパーフェクトトップSiという名称で案内されています。
2025年の改称時には、名称変更そのものによる塗膜性能や仕様の変更はないと説明されていました。
ただし、現在は遮熱オプションなどの案内もあるため、契約する正式製品と選択仕様を確認してください。
Q2. どちらのほうが安いですか?
A. 実際の工事費は、同じ面積と補修・付帯工事をそろえた見積もりで判断します。
メーカーの公表価格は工程などの条件が異なるため、その数字だけでは家全体の安さを決められません。
下塗り材の変更も含め、何が変わっていくら差が出るかを確認しましょう。
Q3. 艶消しは両方で選べますか?
A. 確認した公式製品情報では、両製品に艶消しの設定があります。
ただし、希望する色や施工仕様との組み合わせを確かめたうえで採用してください。
同じ艶の呼び方でも、異なる製品の見え方が完全に一致するとは限らないので、屋外で実物の塗板を比較するのがおすすめです。
Q4. プレミアムシリコンは遮熱ですか?
A. 通常のエスケープレミアムシリコンに、遮熱機能を自動的に期待する選び方はしないでください。
暑さ対策が目的なら、その目的に対応する製品や仕様を別に確認します。
パーフェクトトップSiも遮熱はオプションであり、対象色と費用の条件があります。
名前より工事内容で選ぶ
パーフェクトトップSiとエスケープレミアムシリコンは、正式製品、下地、色、艶、施工仕様をそろえて比べたい候補です。
公表単価や期待耐用年数は、条件を読んで初めて役立つ数字になります。
あなたが判断したいのは、単純な材料の順位ではなく、必要な工事を含めた総額と仕上がりへの納得感。
まず現地で外壁を確認し、二案の違いを項目ごとに説明してもらってください。
そのうえで、希望する塗り替え周期と、今回確保したい補修・仕上げを両立できる仕様を選びましょう。




